top of page

【共催セミナー】HSPセミナー (#293)

更新日:2022年11月14日


【共催セミナー】HSPセミナー (#293)  

Dr. Farhana Rahman: "I Had No Will to Live": Gender, Violence, and Subjectivity Among Rohingya Refugee Women





日時:2022年6月17日(金)18:00-19:30


場所:オンライン(ZOOM)


報告:

Dr. Farhana Rahman (東京大学持続的平和研究センター 研究協力員)

“I Had No Will to Live”: Gender, Violence, and Subjectivity Among Rohingya Refugee

Women


要旨:

船や徒歩で国境を越えてバングラデシュに向かう過酷な旅をするロヒンギャの人々は、ミャンマーにおいて市民権や法的権利を否定されただけでなく、家族や地域コミュニティを支えるための経済的な機会もないため、昨今まではその多くがを男性が占めていた。しかし、2017年に発生したラカイン州での襲撃事件をきっかけに、少数民族であるロヒンギャの人々を標的とした性的暴力を含む激しい暴力から逃れるために、こうした危険な旅をする女性や少女が激増した。彼女たちの移動には、暴力や苦難だけでなく、人身売買、レイプ、強制結婚などの搾取の危険も伴うものである。今回発表する論文は、14カ月にわたるフェミニスト民族学の調査に基づいて、ロヒンギャの女性たちが強制移住中および移住後に経験した暴力や紛争が、バングラデシュのコックスバザールのキャンプでの日常生活や彼女たちの意識や主観性にどのように反映されているかを明らかにするものである。それは、強制移住がもたらすジェンダー的影響を詳らかにするとともに、ロヒンギャの女性たちが生存の戦略を用いることによって、不安定な環境の中で交渉し、自ら舵を握ることを学ぶ方法に関する繊細な視点を明らかにするものである。ロヒンギャ難民の女性たちの語りは、移住における新しいジェンダーアイデンティティの構築を明らかにし、深いトラウマや苦しみにもかかわらず、女性たちが驚くべき回復力を有していることを表すものである。

モデレーター:キハラハント愛(東京大学持続的平和研究センター センター長) コメンテーター:Dr. Lisette Robles(国際協力機構 緒方貞子平和開発研究所 研究員) 使用言語:英語



東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム(HSP)/ 南アジア研究センター /

環インド洋地域研究プロジェクト / 持続的平和研究センター / 持続的開発研究センター、

東京外国語大学南アジア研究センター共催





Comments


bottom of page